第16期及び第17期委員長 ご挨拶

第16期委員長 梅原 啓次

平素は、子どもたちの養育にご尽力賜り誠に誠にご苦労様でございます。また、里親連盟の活動にご理解、ご協力をいただき誠にありがとうございます。

 さて、私は令和6年6月24日をもちまして、16期委員長を退任することになりました。

 思えば、13期委員に任命いただき、特に養育力向上は急務と痛感し「ペアレント・トレーニング」を研修部長として本格的に委員長に提案し、導入を目指しました。

 14期では杉山委員長のもと副委員長の任を受け、委員の皆様とともに里親会員の増加、教区里親会の発会を目指し、そして任期終盤、会員の皆様の要望を受けTFA(杉江委員考案)を発表できたことは14期の大きな出来事となりました。

 そして、15期・16期は委員長として、「『大きなたすけ』を世界へ広めよう~ようぼく家庭が社会的養護の担い手に~」をスローガンに掲げ、「1.教区里親会の発足と推進 2.養育技術の向上と教材の充実、TFAの普及と活用、講師の養成 3.里親サロンの充実と活用」を活動方針に活動を展開してまいりました。結果として、会員数は659世帯に増加、教区里親会発会も29教区を数えました。また、オンラインでのサロンは今までにない企画でした。

 さらに、「創立40 周年に向けて、里親登録1500 家庭を目指す」と大きな目標を掲げ、里親研修会の開催、啓発活動(ティッシュ配り、CM配信、啓発動画)に取り組み、令和5年11月25日「天理教里親連盟 創立40周年記念大会」を盛況に勤めさせていただきました。その上に、TFAプロトタイプ版から、「TFAを広め・深め」を目指して大いなる成果を見て、正規版の発表に至ったのは大きな功績である思っています。そのすべては、各期の委員の皆様のご尽力、会員の皆様のご協力があっての事であります。皆様に心より感謝と御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。

 今後は、一会員として連盟活動に参加させていただきたいと思います。何卒、よろしくお願い申し上げます。

天理教里親連盟 第16期委員長 梅原 啓次

第17期委員長 西森 律身

皆様方には、教祖140年祭に向かって三年千日を仕切って、それぞれが定めた目標に向かって歩まれていることと存じます。また、里親連盟の活動の上に、ご尽力を賜り誠にありがとうございます。

 さて私は先月25日、天理教布教部長土佐剛直先生より、天理教里親連盟委員長の任を委嘱され、17名の委員と共に、第17期委員会を発足いたしました。

 第17期は「教祖のひながたを養育の指針に」とのスローガンを掲げ、改めて、ご存命の教祖のひながたを心に置いて私たちの里親活動を進めさせていただこうと、基本に戻って歩ませていただきたいと思います。

 戦後、戦争孤児を預かることから始まった里親活動は、全国的に広がりを見せ、幾多の苦労の中でも、どのような境遇の子どもも預かって育ててきた先輩方の苦心のお陰で、天理教の里親さんには全国の児童相談所からも全幅の信頼をいただいています。

 今から41年前、全国にお道の里親が増えてきた、それぞれは各行政に登録している里親でありますが、お道の里親として一堂に会して、教祖のひながたを拠り所とする養育をさせてもらおう、全国の里親どうし、助け合ってすすめていこうということで里親連盟が発足したと聞いています。

 先輩方から続くお道の里親活動は、今の時代にあっては、信仰家庭で育てることのありがたさと共に、信仰家庭で育てる難しさがあることが顕在化されてきました。だからこそ私たち自身が子どもを預かり育てることで、自らが成人させてもらおうと誠の心を磨き、教祖にお働きいただけるようにと心掛けていき、次の世代にもこの活動が続いていけるよう勤めさせていただきたいと思います。

 皆様方のご協力を賜り、活動を進めさせていただきたく思っておりますので、今後とも何卒、よろしくお願い申し上げます。

天理教里親連盟 第17期委員長 西森 律身